1. 法人化での最大のメリットは所得移転
アパート経営の法人化による最大のメリットは
本来不動産オーナーに入る収入が法人に入ることにより、
個人からの法人へ、さらには法人の役員へと
所得移転ができることにあります。
また個人への財産の増加を防ぐことは、すなわち
相続税の課税対象となる財産の増加を防ぐことであり、
その後の相続税の対策としても非常に効果的なのです。
2.法人には相続税はない
法人を設立する際に、不動産オーナーの子や孫などが
当初から株主になっておく、または相続までに会社の株式を
子や孫などに移転しておくことで、法人の株式は
相続財産にはなりません。
もちろん、子や孫に株式を移転する時には、
贈与税が課税される場合があります。
しかし、毎年の基礎控除をうまく利用し、
時間をかけて贈与をしていくことで、
相続税で課税される場合より少ない税負担で、
次の世代への財産移転が可能となります。